先生、洞窟でコウモリとアナグマが同居しています!/小林朋道
先生、洞窟でコウモリとアナグマが同居しています!: 鳥取環境大学の森の人間動物行動学
小林 朋道
買取価格 518円
「スタバ」は無いけど砂場はあります、という名文句がよもやのスタバ出店で使用不可になった鳥取県。
福井、島根と並んで県の認知度が低いとのうわさもありますが、公立鳥取環境大学のにはこんな楽しい学問があります。【森の人間動物行動学】
「先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!」などのシリーズで知られる小林朋道先生の新作。
本書には特定恐怖症という言葉が登場します。私自身は不必要に脚の数が多い物が苦手です。
ムカデやヤスデなどを見かけた日には…あんなに脚がいっぱいなくてもよいではないか…しかも動きが怪しいw
このように特定のモノに対して脂汗が出る程恐怖を抱く状態を指すのですが、先生は大ミミズがダメらしい。
特定恐怖症の対象になりやすい物としてあげられているのが、ヘビ、猛獣、クモ、暗所、雷、高所、閉所、水流など命を脅かす可能性が高い動物や事物なのだそうです。
ホモ・サピエンスと呼ばれるようになってから20万年も経過しているのに不思議な話です。
人間動物行動学というとなんだか堅苦しく難しい内容かと思ってしまいがちですが、小林先生のわかりやすい文章と自然に恵まれたキャンパスで起こる出来事はシリーズをすべて読んでみようかと思いますよ。
先日、お寺の住職との話の中で、夜「本堂に悪魔がいるっ!!」と家族の叫び声が聞こえたので慌てて駆けつけたら、暗闇にムササビが踏ん張っていたそうです。影だけ見たら、見えるかも…悪魔、しかもお寺に悪魔。
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