西武池袋本店、リブロから三省堂へ
2015年07月28日 category : 古本業界ニュース
リブロ池袋本店は40年の長い営業期間を終えた。
入居する西武百貨店との出店契約が満了するためそうだ。リブロ側は再契約を希望していたが西武側が応じず、閉店を余儀なくされたという。
40年もの間、地元の人々や作家たちに愛された本屋が閉店すると言うニュースは寂しいものだ。
リブロような大きな本屋もさることながら、私の家の近所からも昔からの本屋さんが何軒も消えて行っている。
本屋さんも考えてみれば経営が難しい時代になっているのかなあと思う。
書籍はネットでも購入できるし、電子書籍という本という実態が無いものも出来てしまった。
電子書籍というものが世に出た時、それでも本は紙で読みたいと思ったし、文字情報は仕方がないとしても、漫画に代表される、絵はやはり紙に印刷されたものが欲しいのではないかと予測した。それは当たらずしも遠からずといった気もする、まず電子書籍で見てみて、良かったら紙で購入と言う方も多い様だ。
そうは言っても、百貨店に書籍店は必ず必要だと思う。
リブロの後はどうやら三省堂が引き継ぐらしい、だったらリブロとの契約をそのままにした方が良いのではないかと思うのだが、きっとこのあたりも我々の知る由もない話が存在しているのではなかろうか。
←「鉄腕アトムの歌が聞こえる」前の記事へ 次の記事へ「女装して、一年間暮らしてみました。/クリスチャン・ザイデル」→