検索だけでお金持ちになる方法って??
グーグル検索だけでお金持ちになる方法
貧乏人が激怒する2020年のマネー戦略
午堂登紀雄
少子高齢化。人口の減少。
年収は減り税金と、医療費の負担は増える。
年金の支給年齢は上がり、額は目減りする。
どうにも先行きが不安な日本経済。
そんな中で、この本の題名はなんとも興味をそそって魅力的だ。
ネットを使ったお金儲けの方法と言うのは巷に溢れている。私が見聞きした限りでの話なので間違いがあるかもしれないが、おおむねこんな感じだ。
ポイントサイト。広告を見たり、物を買ったり、アンケートに答えたり、会員登録をしたりするとポイントが溜まっていく。そのポイントは現金化する事が出来る。しかしながら、クレジットカードを作ったりすると確かに一時は大量のポイントを得ることができるが、そうそう続くものではないらしい。
アフリエイト。広告収入。ブログやホームページに広告を表示する。その広告がクリックされたり、クリック後に本サイトで物品の購入などが行われると広告収入が発生するという仕組み。
しかしながら、1件当たりの広告収入の額、広告がクリックされて実際に購入に繋がる割合、表示された広告がクリックされる割合、そもそも、その広告を見てもらえる割合を冷静に考えると、その広告が置かれたサイトに何人くらいの人が訪れなくてはならないかが判るだろう。
ネットオークション。中国などの海外のサイトで物品を安く購入して、日本のネットオークションで高く売って収入を得る。しかしながら、これこそ言うは易し行うは難しではなかろうか。試しに何かをネットオークションに出品してみればよい、それで手ごたえを感じられるような方ならば才能があるかもしれない。
ハウツーレポート。経験や、知識を駆使してハウツーレポートを作成して売る。またはそのようなレポートをダイレクトメールやメールマガジンを使って紹介して紹介料を得る。
しかしながら、ネット上にはこのようなレポートが溢れている、中にはかなり怪しいものも多い、そうそううまくいくとは思えない。
などなど、うまくいきそうだが、世の中そんなに甘くはない。
「グーグル検索だけでお金持ちになる方法」など、ある訳ないと思う。
お金を使うのは簡単だが、稼ぐのは大変。
小数の幸運に恵まれた人のノウハウは、そうでない人々にとっては無駄な情報なのかもしれない。でも知リたいという欲求は捨てがたい。