レノンとジョブズ/井口尚樹
レノンとジョブズ (フィギュール彩)
井口 尚樹
買取価格 590円
本書より
レノンとジョブズの共通点はあまりにも多い。実父母に放棄された子であり、直感と変貌の人であり、既成のスタイルを破るクリエーター。それゆえ、ふたりは失敗もおかす。時おり滑稽でもある。
何年かおきにブームが来るビートルズと、着々とファン(信者?)を増やしているアップル。
共通点はリンゴ?リンゴは丸い、丸いは円相、円相は禅といった風にビートルズの名曲とジョブズの世界観を流れるように解説、さらっとしてますが読み応え充分の一冊です。
かくいう私もアイフォンユーザー、操作性という点ではガラケーよりはるかに簡単なので、アップルシステムに乗っかってから結構な時間が経ちました。アイポッドの制作時にジョブズはユーザーに3回以上操作をさせずに曲を探して再生できるようにと指示していたといいますが、確かに面倒な操作があまり要らないのがアップル製品。
Macの操作もショートカットさえ押さえておけば、メールの送信や文書の保存も簡単。ラクすぎるのでWindowsを触る時にはちょっと戸惑います。
本の中でビートルズやディランの曲のダブルミーニングの解説が多く、英語を覚えたての中学生くらいの時なんとなくに聞いていて当時は意味などよくわからないまま…(何回目かのブーム時ですね)
いつの間にかビートルズは卒業して、プログレやらレゲエやらにも走り、最近では狼バンドにも癒されている日々。
本も音楽もますます雑食になりつつありますが、1年後に読み直したり、聴き直したりするとまた何かしら違った感覚で受け止められるのが楽しみでもあります。