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電気は誰のものか/田中聡

電気は誰のものか
田中聡
4794968906

買取価格 606円

 

どんな場所でもコンセントがあればスマホを当たり前のように充電しようとする輩が発生しています。

私はその行為を『盗電』と呼んでおります。せめて一言断りをいれてよ~、と思うのは私だけ?でしょうか。

電車のシートに付いているコンセントはその席の人が使ってもなんら問題はないのでしょうが、あれって一斉にみんなが使っても大丈夫なんでしょうかね?そのうち航空会社でやっているような燃料サーチャージみたいに別途料金を取られる様になったらいやですけどね。

 

今回の本はまだ電気が公共事業ではなかった明治の頃に起きた事件を廻る内容です。

なかなか笑えないような話ばかりでした。

灯油や薪を燃料とした時代に、スイッチ一つで灯りが点き、なお且つ風が吹いても消えない…

今の時代でもスマホやPCの新機種が出る度にこういうたぐいの笑えない話は産み出されていくのですが、電気自体が各家に送電された時代はもっといろんな事があったと思われます。電気があると云っても電気器具は照明だけで、その他の電化製品はまだ無い時代の電気事業の利権に関して複数の事件が起きていました。詳しくは本書で…

 

『吾輩は電気である』昭和17年刊行、竹内時男・岡部操著の本の中で電子自体が自己紹介をしています。

「西洋で人間に発見されましたが、大和魂が大好きです。私の性質が大和魂に似ています。即ち正直、勇敢、責任観念が旺盛で、イザ鎌倉となれば、自分の身体を溶かしても、力の及ぶ限りの働きをします。熟慮断行という性質なんです」

 

…なんだか怖いです、自分の身体とか溶かさなくてもいいから…

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