へんな生きものへんな生きざま/早川いくを
へんな生きもの へんな生きざま
早川 いくを
買取価格 968円
今年最後のおススメ本でこの表紙はどうかとも思いましたが、あまりにインパクト大なもんでつい…
「ハダカデバネズミ」というまったくその通りの身も蓋もない名前、解説を読むとなかなかと唸るような事が書いてあります。
寿命約30年で癌にもならないという…蟻のように役割が決まって集団生活をしているらしいですが、家の中とかで遭遇したら、「ギャァァァっ!!!」ってなりそうなルックスではあります。
ページをめくる度に驚きのグラビアです、写真でこんなにドキドキするとは…(ヘンな意味ではありません、念のため)
海に浮かぶ青いビニール袋のような「かつおのえぼし」長い触手に巻かれると何年も傷痕が消えないという、強烈な毒の持ち主です。泳いでいる時にやられたら溺れてしまいそうな痛みだそうです。
海底の生き物から昆虫までよくぞこれまでというほど、変わったモノばかりですが、人面に見えるタイプはどれも面白く、
エイの顏は笑っているおばあちゃんにしか見えないし、ジンメンカメムシはもう歌舞伎役者にしか見えません。
いくつかの進化過程があってこうなったのだろうけど、自然には不思議がいっぱいです。
個人的には海底の「おおぐちぼや」の神秘的な画像になんだか癒されます。
居酒屋で食べる酢の物になるホヤも原型もかなりグロいですが、「おおぐちぼや」もなかなかのルックス、名前のとおり大きな口を開けて餌が飛び込んでくるのを待っています。
ホヤとナマコを食べる度に毎回思う事ではありますが、一番最初に食べた人って…なんかスゴイと思います。
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