今年も一年ありがとうございました(^^♪
年末年始本を着々と消化中でございます。
今回も山ほど用意しましたが、どれだけ読めるか…年明けには芥川賞・直木賞の発表もありますし、いろいろ読みたい本と雑誌は他にもぞくぞくと…読みたいモノがあるという喜びを感じつつ、読書三昧の年越しです。
先ほど読み終えた本、画家の掘文子さんの書かれた「私流に現在を生きる」の中で「慣れない、群れない、頼らない」という言葉がありました。大正生まれの掘さんの文章は力強く、型にはまらない生き方に、ムダにチカラが入っていた肩もフッと軽くなるような心持ちがしました。
1961年に単身で海外を3年間放浪、その旅に関するエッセイも満載の一冊。
昭和36年を調べたところ、日本では坂本九の「上を向いて歩こう」がヒットし、松本清張の「砂の器」がベストセラーになった年でした、高度成長時代のまっただ中、1ドル360円の時代、海外に行く人がまだ少なかった時代、ましてや女性が単身海外に渡るなんて事はあまり考えられなかった頃。海外でも物怖じする事も無く、新しいものをどんどん吸収していく著者。
堀さんの視野は今なお広く、潔い侍のような気迫も感じます。新しい年を迎えるにあたって、気持ちの良い文章を読みました。
2015年の最後の店長日記となりました。
皆さまがたにおかれましてはどのような一年でしたでしょうか?あと4時間程で新しい年となります。
「猿年」は悪い事が去るとも云われています、どうぞ良いお年を(^O^)/
私流に現在を生きる
堀 文子
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