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動物たちの武器 闘いは進化する/ダグラス・J・エムレン 訳:山田美明

2016年01月19日 category : <高価>古本買取情報 タグ: , ,

動物たちの武器
ダグラス・J・エムレン デイヴィッド・J・タス
4767820286 

買取価格 480円

ヘラジカの枝角、マンモスの牙、カブトムシの角やシオマネキのハサミなど、なぜある種の生物たちは、体に不相応なほど大きな「武器」を持っているのだろうか? 本書より

 

ヘラジカなんて近くで見た事は無いですが(動物園にもいなかったような…)、写真でみると、頭が重たくないのだろうか?と思う程、角が体に比べて大きい。というか大げさな武器。この武器を維持するために、栄養分が集中してしまい、栄養失調にさえなるとの話。メスを得る為にこの角を使って戦う訳ですが、まるで本末転倒の武器。著者はオスが一対一で戦う種のほうが、戦いの結果が予想しにくい種よりも、武器が大型化する可能性が高い事を示唆しています。

 

第一部 初めは小さい

第二部 軍拡競争の引き金

第三部 軍拡競争の産物

第四部 人間の武器

 

の四部構成、生物学と我々の生活と比較し、解り易く、昆虫から魚、動物までの武器の解説をしています。

扉に書かれたアインシュタインの言葉が意味深で読み始めました。

 

「第三次世界大戦にどんな武器が使われるかはわからない、だが第四次世界大戦は、棒と石で戦うことになるだろう。」

 

 

巻頭にカラーでの動物や昆虫の画像多数、中でもかっこいいのがカナダオオヤマネコ、猫の名前はついているものの、脚の太さといい、顔つきといい、スタイリッシュ!!撫でてもニャオとは決して啼かなそうなルックス(触る前にこちらが腕の一振りでダメージ大!)侍みたいなカンジ…

動物から、白アリの要塞のような巣まで、生物の不思議が沢山詰まった一冊。

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