ブラッドランド 上:ヒトラーとスターリン 大虐殺の事実/ティモシー・スナイダ― 訳:布施由紀子
ブラッドランド 上: ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実 (単行本)
ティモシー スナイダー Timothy Snyder
買取価格 907円
世界30カ国で刊行、アーレント賞をはじめ12以上の国際賞を受賞した歴史ノンフィクション。
上下合わせて700頁に及ぶ本書、まだ読みさしですがおススメ本。
ホロコーストといえばアウシュビッツを連想しますが、本書を読み進めていけばそれがほんの一部である事がわかります。
数字にすら数えられていない人々や事件が本書には数多く、検証とともに登場します。
かなりショッキングな内容も含まれていますので、これはある程度の大人の方向け。
タイトル、ブラッドランド(流血地帯)は、ウクライナ・ベラルーシ・ポーランド・バルト三国の事。
ドイツとソ連の双方から二度、三度と攻撃され翻弄された事から。
ヒトラーとスターリンを中心に犠牲になった500万人とも600万人ともいわれる数字もほんの一部。
これが事実なのか!と思いつつ、考えつつ読み進めております。
日本は海に囲まれている為、隣国という意識はヨーロッパ等に比べれば極めて薄い国です。
「タイムマシーンでどの時代に行きたい?」のアンケートで大人気は江戸時代だったそうです。
1603年から1867年までの264年間、後半では戦争もありましたが、あくまで内戦。
これほど安泰な時代は世界史からみても稀、今ほどの格差も少なく、庶民文化も盛んになり、食生活も落ち着き、それなりに生活できた時代。
確かにそんな江戸時代であれば行ってみたくもなりますよね。
しんどくなったら私も江戸時代本に逃げながら、日常をこなして過ごしてみようと思います。