星宿る虫を買取りました
星宿る虫
嶺里 俊介
買取価格 475円
「遺体周辺に響く讃美歌。光り輝き夜空へ向かう、新種の虫の群れ。何が始まる?」
第19回日本ミステリー大賞受賞作品。昆虫のように【完全変態】する迫力の一冊!!
ノンストップ一気読み…途中で止められませんでした。久しぶりの感覚!!
こないだからマイブームの法医昆虫学者、今回もかなり個性的な女性学者登場!
長野県のとある場所にある怪しげな宗教団体とはなはだしい損傷の遺体達、法医昆虫学に必要なハエの幼虫など見つからぬまま謎の多い遺体が増えていきます。(検死をしながらも遺体は損傷していきます、臨場感あふれる表現が多く、読んでいても息をのむ場面多し)
何故か内部から溶けたように損傷していく遺体と謎の昆虫、感染ルートのわからないまま拡がっていくグルウウィルス。
そして感染した患者の急激な老化、一日で一年分老化していくという誰にも止められない症状。
完治の方法も見つからないまま、主人公と婚約者の身にも…後は読んでみてくださいませ(^.^)
毛虫と芋虫とどちらがいいか訊かれたら、毒のなさそうな芋虫!と答えるところですが、本書にも登場する鉄道虫(フリクソトリクス)。
頭が赤く、胴体は黄緑色に発光します、体長6cmもあり、くねくねしながら光る様が夜行列車のようである事からのネーミング。
この画像をみたら可愛くは無いし…なんせ、大きい。画像を探していたらどんどんディープゾーンに入っていきそうなので途中で止めました(T_T)
鉄道は好きだけどこんなのが集団でいたらと思うだけでちょっとチキンスキンになりました。
ウィルスの突然変異とか、決してあり得ない話ではないところが本書の読後も恐いトコロでした。