図書館大戦争を買取りました
図書館大戦争
ミハイル エリザーロフ 北川 和美
買取価格 700円
岡田准一主演のあの映画化になったモノとは別物です。
有川浩氏の作品は未読なので内容の比較はままなりませんが、こちらは「大」が付く戦争、7つの本を廻る私設図書館同士の争いのお話。
ロシア・ブッカー賞受賞に魅かれて手にとってみました。
ソ連時代にはまったくの無名であった作家グロモフ。しかし、忘れられたその本は、それを読めばたちまち不思議なチカラがわくと云うもの。
グロモフの本を守る為の私設図書館や図書室ができ、本を奪う為に図書館同士で血みどろの戦いをしていくのですが、およそ実戦不向きの農家のおばあちゃん達もお手製の防具と武器(編み針であったり農具であったり)で本の為に闘います。(そのシーンは圧巻!!結構グロいので要注意!)
冒頭部分では主人公がはっきりしないので少しわかりにくいかもしれませんが、三分の一程読んでいくと一気に読めるかと…
これを読みながら本にまつわる映画をいろいろと思い出して、「ナインスゲート」(主演はジョニデ)を観返してしまいました。
こちらの書籍ブローカーが探した本は世界に3冊の悪魔の祈祷書。周りで起きる連続殺人事件。本を手に入れる為命がけシリーズを続けて読んだり、観たりしました。
当店では高価買取はしておりますが命がけではないのであしからず…m(__)m
まだまだ本にまつわる映画はあったような…と検索することしばし、紙で出来た本が珍しくなってしまった時代を描いた伊藤計劃の「ハーモニー」もまた思い出してしまいました。
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