車の運転と人生に共通するもの…
なんの気無しに観た映画が意外と面白くて、ちょっと幸せな気持ちになりました。
「しあわせのまわり道」ピンクのターバンを巻いたインド人とおばちゃんが車に乗ってるという予想できないパッケージ。「死ぬまでにしたい10のこと」の監督イサベル・コイシュの2015年作品。
「死ぬまでに…」もまだ観てないのですが、とりあえずこちらから…
人気書評家である主人公がいきなり旦那に別居を告げられるというところから始まります。
ニューヨークに住んでいれば、地下鉄もバスにも困らない、何かあれば旦那が車に乗せてくれると思っていた主人公が一大決心をして車の免許を取るためのレッスンを受けだします。
同時進行でインド人の教官にも人生の転機が訪れます。
車の運転をする上で大事な事、人生においても大切な事を口数の少ないシン先生が少しづつ教えてくれるのでした。
原作は「ニューヨーカー」誌に掲載されたキャサ・ポリットのエッセイ『Learning to Drive』。残念ながら邦訳版はないので読むことはできないのですが、キャサの実話でもあります。
心の痛手を治す為に必要なものは時間の薬と新しい事を何か始めるチカラなのですね。年齢を重ねれば重ねるほどこのチカラが少なくなってしまいます。
しかしながら、最後の方ではオトナってこう言う事かと思うようなシーンもあり、ジンワリきました。
久しぶりのゆったりした時間を持ち、リセットができたような気分になりました( ^ω^ )
漢字の学問で有名な白川静先生ですが、これもまた面白い!!
孔子伝 (中公文庫BIBLIO)
白川 静
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