山のあなたの空遠く…
2016年06月09日 category : エコブックス店長日記 タグ: 山の人生
昔々、おばあさんが川で洗濯をしていると川上から大きな花が流れてきました。
一抱えもある白い大きな花だったので、おばあさんは持って帰っておじいさんに見せました。
「川上の山の中にはこんな大きな花が咲くのだから、さぞかし大きな人たちが住んでいるのじゃろ〜」
とおじいさんは言ったとか言わないとか…柳田國男の本にも出てくる『ホオノキ』の話。
こないだたまたま車窓からもそれとはっきりわかる花が咲いているのを発見!!
存在感のある大きな花が開いていました。花は馴染みがないかもしれませんが、葉っぱの方は『朴葉味噌』
のお土産などで周知されているかも…乾いた葉っぱに味噌をのせて、その上にいろんな野菜やら肉を置いて下から炙るという岐阜の温泉とかに行くと出てくるアレです。(乾いた茶色の葉の方)
うちにもあの小さなコンロ?みたいなのがありまして、何だか字が沢山書いてあります。毎回読んでみようとするのですが、頑張っているうちにいい感じに酔ってくるので読み終えた事が無いという…
となると岐阜の山の中では今頃あの白い花が一斉に咲いているのだとしたら、さぞや壮観な景色ではないかと想像することしばし…短い春夏の間に大きな生命力が動いていそうです。
「蛇の道行」で衝撃を喰らったまま、読み出したのがこの本。結果また後頭部を殴られたような感覚。
最後まで書いてないけど、それしかないでしょ?というような選択枝の無い追い込み感…
多分しばらく、はまりそうです(⌒-⌒; )いやハマってしまってます。
山姫抄
加藤 元
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