漱石先生は何をどう語るか…
2016年06月16日 category : エコブックス店長日記
夏目漱石没後100年という事で、ゆかりのある二松学舎大学では漱石のアンドロイドを造るという計画があるそうです。
昔の千円札の時はいたずらで笑った顔を作っていましたが、実際は生前あまり笑わなかったらしいと夏目房之介氏(孫にあたる方)が記者会見で話していました。アンドロイドでは笑顔も見られるかもしれませんね。
白黒の写真で見る限りかなりの男前だったような感じです、声も出るとの事なんで、出来上がるのが楽しみです。
もう一つこちらは生誕300年との事で東京では3時間待ちとの声も聞こえた伊藤若冲展。
残念ながら東京のは見に行けませんでしたが、6月後半からは京都でも展示があるようです。
自分の才能が後世にきっと認められると断言していた若冲、確かに人気は衰える事がなく未だ多くの人を惹きつけてやみません。
個人的には「猛虎図」が大好きです。あの手触りの良さそうな体の線と色、そして太い腕。虎だけど可愛い、どことなく笑えるところがなんとも言えず。実物を見た人によると迫力がすごいと大絶賛だったので機会を見て行ってこようかと思っています。
気づけば6月も半ば、夏休みの予定を立てたりしているうちに今年も半分www暑いんだから無理して出かけなくても良さそうなものではあるけれど…
ゆったりした時間を過ごしたいと思って開いたのがこの本。
骨董屋さんが書いた本なので楽しい、蕎麦猪口からロシアイコンまでジャンル問わずの写真と文で心の栄養をとりました。
雨降りの静かな夜にのんびりするのもいいかと思った次第。
ひとりよがりのものさし
坂田 和実
←「「リフォームの爆発」を買い取りました」前の記事へ 次の記事へ「「模範郷」を買い取りました」→