「あるいは修羅の十億年」を買い取りました。
あるいは修羅の十億年
古川 日出男
買取価格 454円
時は2026年オリンピック後の東京。放射能汚染によって隔離された「島」と呼ばれる地域にいるサイコ、心臓病を患うウラン、天才騎手ヤソウ。「鷺ノ宮」と呼ばれる東京のスラムに10代の3人が交差する近未来小説。
小説なんだけれど、音楽を聴いているような不思議な感覚、ウィキで見たらこの人音楽イベントとかも関係しているらしく、「朗読ギグ」とかもやっているらしい。しかも初読みだと思ったら以前「冬眠する熊に添い寝してごらん」を読んでいました。(蜷川幸雄氏演出で上演されてます)
あらら、すっかり忘れていました、それでは野間文芸新人賞受賞の「女たち300人の裏切りの書」も読まなくてはと思った次第です。
読書記録はつけていますが、書くばかりで読み返す事が無いのでこーゆー事が起きると思い、今更ながらPCの中に記録簿を作りました。これだと探すのは簡単、なぜ今までしなかったかというと自分の記憶力を過信しておりました(⌒-⌒; )
一度読んだ作家を忘れるワケ無いわ〜、とかいういわれの無い自信でしたが、この通り最近我がハードディスクもそろそろ経年劣化しているようで…とりあえず脳にいい食べ物を探してみたりしておりますがデスクトップに置いたこのフォルダ何?って事になったらホントにゾッとする話になってしまいますね。
明らかにそれとわかる放射能の話と、高速に走るためだけに改造された競走馬の調教と興行。
トウキョウの原型がクジラで出来ている話なども含めて読み手をグングン惹きつけて最後にアッと驚く結末が待っています。
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