「集合住宅30講」を買い取りました。
集合住宅30講
植田 実
買取価格 1454円
散歩の途中よく見かけるようになったのが家の建て替え風景。
木造住宅の寿命は約30年だと聞きますが、これは設備や仕上げ材などの耐久年数であって住宅そのものの寿命ではないようです。リフォームなどによって年数は変わってくるとはいうものの、30年も経てば済んでいる家族のライフスタイル自体も変わってくるので間取りの変更などもやむなしといったところでしょうか…
「リフォームの爆発」(町田康著)でココを直せば今度はアチラ…という永久リフォームという無間地獄の話がありましたが、何れにしても結構なお金のかかる話なので、リフォームか?建て替えか?簡単にできる話でもなさそうです。
今回手にしたのは個別住宅ではなく集合住宅に関する本。
日本の場合、戦後の住宅不足を補う為に建てられた公営公団住宅、民間のマンション、そして今では無くなってしまった同潤会アパートに関しても触れています。
同潤会アパートを最初に知ったのは「帝都物語」(荒俣宏著)でした。今はもう最後の建物も取り壊されてしまったので実物を見ることはできなくなりましたが、残っている画像を見ると鉄筋コンクリートのオシャレな造り、中庭を囲むように建物がぐるりと建ち、共有スペースにはガラスがたっぷりと使われています。
間取りも単身用、家族用と複数有り、使い勝手も良さそうでした。
惜しまれつつ無くなってしまった建築物の一つです。
他にも海外の現存する集合住宅の写真と詳細な解説が盛りだくさん。
今の住宅には無い何かが見つかるかもしれませんよ。
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