「蚕食黥呑ー世界はおいしいさしすせそ」本を買取りました。
買取価格 583円
タイトルにある「蚕食」とは領土をじわじわと侵食していく様を表す言葉との解説があります。
先日ニュースで見た蚕が食事をしている風景、餌である桑の葉っぱが結構な勢いで食べ尽くされている様はちょっとしたホラー映画のようで、近くにいたら召し上がる音も結構なもののような…(お蚕様が予想外に大きかった為)
その後お腹いっぱいになった蚕達は繭専用の段ボールが格子に組まれた立体的マンションに入り…糸を吐き出し自らの身体を糸で覆っていくのでした。白い繭が格子にきちんと並んでいる様は工業製品のようで壮観でした。
そして餌も海水も丸ごと飲み込む「鯨呑」文字通りですね…
夕方のファーストフード店で見かける中高生(特に男子)のグループ、あれで家に帰ったらまた夕飯を美味しく食べられるのかと思うと、胃が若いのが羨ましいと思う今日この頃。
昔は好きなものを最後に食べたけれど、今は真っ先に食べるようにしています。
年相応に量が食べられなくなったのと腹八分の習慣付けのためでもありますが、まあ好きなものを腹一杯食べたいのではなく一口でいいのですが…丼山盛りのウニとかイクラもちょっと持て余します(⌒-⌒; )
アメリカのスーパーで日本酒の濁り酒のネーミングが「クレージーミルク」である話とか、中国の料理「乞食鷄」の由来であるとか、美味しい話が盛り沢山!
中国のハルビン出身、母語は中国語の楊氏ですが、作品は日本語、さて食事の感覚は?
読んでいるとかなりお腹が空いてくるので夜間読書不向き本に認定!
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