「永遠」を守るための軍団に会ってきました。
大阪中之島にある国立国際美術館の特別展「始皇帝と大兵馬俑」を観てきました。
全く、歴史にも美術にも興味の無い人間と一緒に行く事になり、まずは始皇帝くらいは知ってるかを確認。
うっすらわかるとの事、いつの時代かがわかってないようなので、ざっくり紀元前と説明。
その頃の日本といえば弥生時代、米作が始まったばかり。
海の向こうの大陸ではすでに国が出来上がり、軍隊があったという事の違いをざっくり説明。
地下の展示室に近づくにつれ、平日にも関わらず人が多くなってきます。
発掘された鼎や竃のミニチュアなどのキャプションを見ながら、いざっ!メイン会場へ!
…でかいっ!思ったよりもはるかにデカイっ!ひざまづいて今にも矢を射る号令を待っている人、騎兵の人、ちょっと偉い感じの将軍庸とか…180㎝超えのものばかり、こんな感じのものが8000体も埋まっていたとは…
鎧や髪型、顔も全部違うので大量生産は不可能、死後の世界でも軍隊を率いた暮らしを夢に見ていたのか…
中でも圧巻は1号銅馬車と2号銅馬車でした、4頭立ての馬車ですが、内装にも細部にわたって装飾がされていました。
途中からは圧倒されてお互い声も出なくなりましたが、なかなかのいいものを見ました。
会場すぐ外に関連グッズ物販コーナーがありましたが、兵馬俑手ぬぐい、付箋、なぜか兵馬俑八つ橋(もはや中国でも京都でも何でもない)まであり、極め付けは兵馬俑チョコ…
結局、カッコイイミニチュア跪射庸を一体購入、PCのそばに置いて何らかの攻撃に備えております。
展示は10月2日が最終日です、興味のある方は是非っ!
同じ死後の世界でもこんなに違うという本。
平田篤胤: 交響する死者・生者・神々 (平凡社新書)
吉田 麻子