「天下を計る」本を買取りました。
天下を計る
岩井三四二
買取価格 513円
今年は話題の大河をちゃんと観たいと思っていましたが、なんとなく観そびれてしまってNHKサイトで公開されているムービーをちらっと…年末になったら全部まとめての放送があるんだよね〜、そん時にまとめてじっくり…
どうやら関ヶ原の合戦も終わった頃のようです、ちょうどこの本も今まさに関ヶ原が終わったところです。
秀吉を知らない人はいなくても、家臣の金庫番長束正家はどうでしょうか?
織田信長の老臣として仕えた丹羽長秀(若狭・越前・加賀を治めていた大名)の家臣だった人です。
算用(経理)に長け、その才能により秀吉に取りたてられた正家の生涯を描いた一冊。
戦をするには兵が必要、兵には兵糧が必要、兵糧を管理するには領地の取れ高をきちんと把握する事が必須。
秀吉が行った「検地」というのはそういう意味合いで行ったもののようです、その際各地で起きた一揆がありますが、それを抑えるために行ったのが「刀狩り」だったのですね、この本を読むとこの一連の流れがよくわかります。
秀吉はその時代でもある程度才能もあって、ブレーンにも恵まれていたというのがよくわかります。
もう一度大河サイトを覗いたら…いました五奉行(浅野長政・石田三成・増田長盛・前田玄以・長束正家)の一人としてしっかり出てます。
学校の日本史で勉強した頃は丸暗記でしたが、この時代も掘っていくとなかなか面白い、今回は好きな利休はチラッとしか登場しませんでしたが、セリフはかなり重要。
「あなたは、どぶ泥につかる覚悟はおありかな」
利休が言いそうなセリフですよね(^_^)
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