「パンゲアの零兆遊戯」本を買い取りました。
パンゲアの零兆遊戯
上遠野浩平
買取価格 359円
大陸移動説の仮説の一つに、かつて大陸は全て一つの地続きの大きな大陸であり、それはギリシャ語で全ての大地という意味のパンゲア。パンゲア大陸説という説があります。
そんな巨大大陸の名を冠したパンゲア・ゲーム、777個の積み上げられたピースの山、順番に抜き取り重ねていく、山を崩した者が敗者になるという単純なゲーム。
参加する者は全て未来が見えるというエスタブ達(Especially Sensitivity Totally Bringerの頭文字から)。
かつて前人未踏の連勝記録を立てた零元東夷、10年もの間消息を立っていた彼が再びゲームに参戦するというところから話は始まります。
未来が見える者7人が戦っていくと、一体どうなるのか?
一見単純そうに見えるゲームの駆け引きが読み応え抜群の本書です。
カードゲームや麻雀と違って、相手の手を考える必要は無し、高度なジェンガのようなモノというのが一番近いかもしれませんね。
初読みの著者でした、今まで作品は聞いた事はあったのですが、なかなか手に取る機会がありませんでした。
というのも出版されていたのが電撃文庫が多かったので、なんとなくの読まず嫌いだったのでした…
思い込みで読まないのも良くないな〜、冲方丁氏もライトなところ出身だし…
と今年の反省も込めて、まだまだ色々なジャンルを読んで見ないといけないなあと、心した次第です。
さて、本年最後の投稿となりました。今年も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
皆様よいお年をお迎えください。
そして来たる2017年もどうぞよろしくお願いいたします。