「雨の自然誌」本を買い取りました。
雨の自然誌
シンシア バーネット Cynthia Barnett
買取価格 680円
カエルの表紙です。どこへ跳ぶかが予想ができないのでキライだと言った人がいました。
そんなカエルが空から雨のように降ってきたとしたら…映画「マグノリア」では2Kgはありそうな丸々と肥ったカエルが雨のように降ってくるという衝撃的なシーンがありました。
これは決して架空の話ではなく、今までもカエル・魚・ザリガニ・ゴルフボールなどが降ってきた事例があるそうです。どれも頭に当たったとしたら…気持ち悪いし、第一痛いっ!
原因は概ね竜巻によるものとされていますが、中には赤い雨などというものもあって白い服であればピンクに染まってしまうほどなのですが、何が降っているのかは、砂漠の砂や藻、地球外生物説など未だ原因不明とのことです。
雨の多いイギリスで生まれたのが防水コート。
今ではマッキントッシュといえばPCをイメージする人が多いかもしれませんが、本書に登場するのは世界で初めて防水布を作ったマッキントッシュの方です。
布と布の間に防水の混合物を薄く塗りプレス、その布で大衆向けの防水加工品を量産しました。(コートはシャーロック・ホームズも愛用、ハンフリー・ボガートやオードリー・ヘップバーンも)伝統的なブランドとして今でもレインコートを作り続けています。
そのシェアの半分はやはり雨の多い日本だそうです。
我々に恩恵を与え、度が過ぎれば恐ろしい災害をもたらす雨。
そんな雨にまつわる環境問題や歴史・文学も絡めた本書。
じっくり取り組んでみたい一冊です。
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