「かぐや姫はいやな女」本を買い取りました。
かぐや姫はいやな女
椎名 誠
買取価格 544円
前々からそう思っていたらしい椎名さん。
不審な点は
①なぜ月から日本にきた。
②どうやってきた。
③日本での目的はなんだ。
④発見されたときなぜ竹の節の中にいた。
の4点。
地球をさぐりにきたかぐや姫一派の成果は、
①地球の人はみんなお人好し
②男たちはみんなすけべで腰抜け
③地球にタカラモノは何もない
…確かに…かぐや姫の結婚にあたっての要求は難しい宝物ばかり…
持って来れば結婚してもいいと言いながら、時間がきたので月に帰るわって、ワガママ?
そんな高慢なかぐや姫の表紙は蛭子能収さん。いかにもって感じのかぐや姫です(^ ^)
ついでに「桃太郎」「一寸法師」「浦島太郎」までぶった切っていますが、後半はいつもの旅の話なのでご安心ください。
スマホ普及率が高くなった今、これだけ多くの人がカメラを持っているのに、なぜ幽霊の写真が撮れないか深く考察、釣り餌になる嫌いな「イソメ」の話から地球に優しい「ミミズ」の話まで、話は前後左右しながらあちこちに…
幽霊の話のとこにありましたが、なぜ幽霊は服を着ているか?
魂が霊化(?)したとしても、着ていた服までも幽霊になるのか?ってのは思わず同感!
デビュー作から、ず〜っと読んできましたが、椎名さんももう70代なのですね。(そういう自分も同じく歳をとっている事を忘れそうになります)
今まで行って、心地よかった島の話やたき火やお酒の話。どこから読んでも面白いスーパーエッセイ集。
←「「ドラゴンの塔 上巻 魔女の娘」本を買い取りました。」前の記事へ 次の記事へ「カーリングで有名な北海道は北見市の古本屋さん」→