「最古の文字なのか? 氷河期の洞窟に残された32の記号の謎を解く」本を買い取りました。
最古の文字なのか? 氷河期の洞窟に残された32の記号の謎を解く
ジェネビーブ ボン・ペッツィンガー 櫻井 祐子
買取価格 454円
狭いところが苦手です、天井の低い場所も…いわゆる閉所恐怖症というやつです。
観光鍾乳洞はまだなんとか入れますが、インディ・ジョーンズのように洞窟には入れません。
まさにインディのように自ら52の洞窟に潜ったカナダ人女性科学者。
4万年前の氷河期に残された壁画の数々。
ヨーロッパ全体368箇所の洞窟に残された記号を世界で初めてデータベース化。
32個に集約された記号の謎の挑んだ記録です。
本書カバーに32の記号が描かれています、手形やアスタリスクのようなもの、○や×、△など。
誰が何のために、2400㎞も離れた場所に同じ記号があるのは何故か?
壁画に関しては様々な研究がされていますが、そのまわりにあった記号に注目しているところが本書のキモ、埋葬の起源から地図、シャーマニズムまでと広範囲にわたって仮説が立てられ検証されていきます。
そして驚きの絵画セット、絵の具になる黄土やそれをとく貝殻と水を入れる為の目盛りのような切り込み。
「ヨーロッパ中の洞穴に描かれた32個のシンボルの謎」という動画も提供されています(日本語翻訳有り)
これは短いのですが、本書を読むのと合わせて観るとわかりやすい動画でした。
自身では絶対足を踏み入れる場所ではないですが、カメラマンでもある旦那さんと洞窟で資料を集める作業などは読むドキュメンタリーでなかなか面白かったです。
我々はどこから来たのだろうという疑問の答えのきっかけになる一冊でした。