徳川御三家紀州和歌山市の新しい古本屋さんとブックカフェ
古本屋さん巡り、今回は紀州和歌山市でございます。
今年は南方熊楠(和歌山市生まれ)生誕150周年記念とのことで様々なイベントが予定されているようです。
そういえば有吉佐和子も和歌山出身でした。気骨のある人が育つ土地柄なのでしょうか。
和歌山市のHPなどを見ていたら、こんなイベントも…
大政奉還150周年記念プロジェクトなるものが…HPはこちらから→http://www.taiseihokan150.jp/city/wakayama/
150周年は全国共通だと思うのですが、大々的にイベントとしてやっているのはちょっと珍しいですね。
やはり徳川御三家だったからでしょうか。
さて古本屋さんはというと、老舗は見つけられなかったのですが、なんと昨年「古書店が無い事に我慢ができなくなった」という県職員さんが早期退職をして古本屋さんを開店させたとニュース( ´∀`)
写真の方が店主の溝端さん。ここにもまた気骨のある人が…和歌山新報さんHPはこちらから→http://www.wakayamashimpo.co.jp/2016/05/20160507_60193.html
お店は喫茶「水茶都(みさと)」さん2階、「古書肆 紀国堂」さん。
古書だけではなく、明治時代から戦前を中心とした絵葉書が1万5千点以上あるというから驚きです。
それ以外にも紀州雑賀鉄砲衆の一員でもある溝端さんの火縄銃も見れるとの事です。
紀国堂さんのHPはここから→http://www.kikokudo.com
今の世の中の流れで新しい古本屋さんができるなんて嬉しい限りです。
その代わりと言ってはなんですが、和歌山市はブックカフェが多いですね〜。
新刊屋さんと共存するタイプ、図書館タイプ、なぜか美術館にアルコールOKのブックカフェもありました。
まずは和歌山県立近代美術館内「BRING BOOK STORE – ブリング・ブック・ストア」さんです。
県民の皆さんから集まった本を置いてあるカフェです。
HPはhttp://proyect-g.com/bringbookstore/ 夏はビアガーデンも営業されるとの事です。
ユニークなところでは「カフェ&ブックシェアリングの店 Round Port」さん。
店名のポート(港)をイメージしている内装との事です。
読み終わった本をみんなが持ち寄って、本は港から新しいところへ旅するのですね、いいですね〜。
そんな旅する本が集まるお店も素敵ですね。
大型古本チェーンと紳士服、ファーストフードが国道沿いという景色が全国に広まった今、新しいお店をやるというのはなかなか大変かもしれませんが、本のある暮らしが充実していければいいなぁと思う今日この頃です。
さて次回は茨城県の予定です_φ( ̄ー ̄ )