「愛しのオクトパス 海の賢者が誘う意識と生命の神秘の世界」本を買い取りました。
愛しのオクトパス――海の賢者が誘う意識と生命の神秘の世界
サイ・モンゴメリー 小林由香利
買取価格 812円
先日から夢中になっているタコの本です。
無脊椎動物の中では一番賢いのではないかとも言われているタコ、本書の中でもパズルボックスを開けたり、厳重な蓋の付いた水槽から脱出したりする姿が目撃されています。
日本では食材としてお馴染みですが、宗教上の理由(鱗とヒレのないモノは食べない)で食べない国もあります。
鱗のないモノとなれば、エビ・蟹もだめらしいです。
それって…よく飲み会のヨタ話にもなる「最初に食べようとした勇気のある奴」シリーズの常連ではないですか〜。
多分ナマコもホヤもダメでしょうね…美味しいのに。
本書に登場するタコ達はしっかり人格?(タコ格)があり、人間ともコミュニケーションを図ろうとします。
タコの神経細胞(ニューロン)の5分の3は脳ではなく腕にあるとの事。
周りの環境に合わせてすぐさま擬態ができるのも、神経細胞と色素細胞によるもの。
一瞬にして変化する様子は動画サイトにも沢山ありました。
米粒大の卵からわずか3年で、成人男子の体長・体重を上回る可能性のあるミズダコ。
それぞれの腕に2列で並んでいる吸盤の吸引力は強く、直径6㎝の吸盤であれば15㎏の物を持ち上げる事が可能。
海中で絡まれたら(文字通りですが)、引き離すのにとんでもない力が必要となります。
実際、餌であるカニなどを8本の腕で絡みついて、召し上がるようです。
著者と水族館スタッフによるタコとの心温まるコミュニケーションがこの一冊に詰め込まれています。
読むとタコを見る目が変わるかもしれませんよ。