「蘇我の娘の古事記」本を買い取りました。
蘇我の娘の古事記
周防柳
買取価格 719円
歴史の教科書がいつのまにか変わっていました。
聖徳太子改め厩戸皇子、大化の改新は乙巳の変。
鎖国はしていなかった事になり、士農工商も消えゆく運命。
科学などと違って、歴史は余程の新発見がない限り変わらないものと思っていましたが、現在は違いますね。
歴史もどんどん変わっていきます。最近の授業では年号などにはあまり重きを置かないらしいです。(歴史といえば年号を覚えるものと思っていましたが…)
古ければ古いほど、誰かが何かの為に書かれたものがあるとすればなおさらです。
ぼんやりしていると過去に覚えた事が間違いであったりする事もあるので注意しなければいけませんね。
さて、稗田阿礼が誦習していたものを太安万侶が書き付けたものとされている「古事記」
本書では乙巳の変以降の国史編纂に関わる話と、許されぬ恋、王位継承の争い、などを交えて描いています。
盲目になってしまった少女と、周辺の人々。
この少女は一体誰なのか?本書目次の次にあるのが、天皇系図と、本編略系図。
それほど入り組んでいる話であるのと、紙の色の違うページがいくつかありますが、そこを読むのには必要なものとなります。
グレーのページに書かれているのは誰もが聞いた事のある「国作りの話」や「因幡の白兎」などの話が語られています。(そこを読むだけでも楽しかったです)
そういえば「古事記」本編にも年号は出てこないのですよね。誰かの都合でそうなったのでしょうか?
歴史はまだまだ謎がたくさん!
たまには小中学校の教科書を読み返してみようと思った次第です。
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