「世界文学大図鑑」本を買い取りました。
世界文学大図鑑
ジェイムズ・キャントン 沼野 充義
買取価格 1,540円
青銅器時代の「ギルガメシュ叙事詩」から始まって「源氏物語」や、2013年の「あたらしい名前」まで。
世界中の文学の大図鑑。
めくって気がついたのは、名前は聞いた事があるけれどほとんど読んだ事がないものばかり…
教科書とかで出てくるやつが多い…翻訳されてないかというと、ちゃんと出版されています。
「文学」という文字が付いているだけで読みにくいとか、面倒臭い内容ではとか?と思われている節もありますが、
この本を読んでいると大まかな解説と図説(時代のバックボーンなどの解説がわかりやすい)が付いているので、今まで手を出しにくかった海外文学も手を出しやすくなるような気がします。
例えばジョージ・オーウェルの「1984年」では4ページに渡り図解と解説がされています。
スターリンのポスターがあるという事は何か関係があるのでしょうね(ちょっと読んでみる気になりました)
村上春樹の新訳で話題になった「キャッチャー・イン・ザ・ライ」や映画化された「ブリキの太鼓」
三島由紀夫の名作「金閣寺」有名だけど未読の人も多いのかもしれないですが、解説が面白いのでようやく重い腰が上がりそうです。
世界文学とありますが、思っていたより日本人とかアジア圏の作家が登場します。
そういう認知だと海外で日本文学とか勉強している人はなんだかすごいな…日本人でもなかなか手が出ない。
本書は351ページ、上質の紙と大判なので完読してはいませんが、現代国語の教科書よりもサブテキストの方が面白くて、そっちに載っている本ばかり読んでいた高校時代を思い出しました。
そして、本書は教科書で有名な三省堂の本でした。