「異形の愛」本を買い取りました。
異形の愛
キャサリン ダン Katherine Dunn
買取価格 1,060円
1989年に出版された本書の再刊。
かなりハードな本なので万人向きではありません。
興味本位のみで読み始めて若干後悔…途中でやめる事もできず、完読してしまいました。
なぜ読む気になったかというと、本書帯「最高にロマンチックな愛と家族についての小説だ」テリー・ギリアム(映画監督)「存在することすら知らなかった世界に連れて行ってくれる想像力:フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)というコピーを見てしまったから…まさかこんな内容だとは…
またまた本書帯より
巡業サーカスを営む、団長の父と献身的な母、天才アザラシ少年の兄。美しいシャム双子の姉、特別な力をもつ弟。
愛しき〈奇天烈カーニバル〉は国中を騒がせ、やがて崩壊のときが来る…いまからわが家の物語を語ろう。
30年間ハリウッドで封印された映画があったのを思い出しました(T . T)
何の映画かはそれぞれお調べくださいませ、私は観ていませんが、DVD化もされてはいるようです。
作者のキャサリン・ダンはこの歴史的1作ののち続編を待望されながらも、昨年5月に70歳で亡くなりました
。
語り手のオリーはカーニバル団長のアロイシャス・ビネウスキの娘。他の兄妹達と比べればこれといった特徴が無い為カーニバルでも目立たない存在。
その幼い頃からのカーニバルの様子と今現在をリンクさせながら物語は進んでいきます。
誰にも読んでみて!とオススメできる本ではありませんが、タイトルのようにまさに「異形の愛」。
こんな愛の形を誰も否定はできません。
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