「面白くて眠れなくなる解剖学」本を買い取りました。
面白くて眠れなくなる解剖学
坂井 建雄
買取価格 453円
Q.0歳・10歳・20歳の中で一番骨の数が多い年齢は?
本書カバーにある質問ですが、年齢で骨の数が変わるとは…知りませんでした。
成長すると骨が増えるのかと思いきや…答えは本書で確認してみてください。
日本で「解体新書」が翻訳されたのが1774年、オランダ語で書かれた解剖学書を小浜藩医の杉田玄白、中津藩医の前野良沢が3年がかりで完成させたものです。
それまで日本では解剖というと1754年に罪人の解剖が行われ、「蔵志」というものも書かれてはいたのですが、まだ不完全なものでしかも頭部に関しては記述無し。(斬首されているため頭部がなかったようです)
解剖というと刑罰の一種と考えられていた時代を経て、明治政府に代わり、西洋医学を導入するにあたり、ようやく解剖の意義も認められ、医学教育機関も整えられ出すと、解剖は献体という貴重な志によって今日の医学は発展してきたのです。
骨格・筋肉・内臓など部位に分けてわかりやすく本書では解説されています。もちろん医学書ではないので小学生の高学年くらいから十分に読めます。
人間のお尻とゴリラのお尻を比較した話やビールジョッキを持つ時の筋肉の話、私個人的に患っている坐骨神経の話など、確かに眠れなくなるほどの面白さでした。
なぜ肩がこるのか、なぜ腰痛がおきるのかは何となくわかっていたつもりでしたが、解剖学で知るとよく理解できます。
この複雑な人間の体の仕組みを本書で探検してみてはいかがでしょうか?
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