「アノニム」本を買い取りました。
アノニム
原田 マハ
買取価格 310円
アクション・ペインティングの旗手ジャクソン・ポロック、幻の一枚を巡るアート・エンターテイメント小説!
まずはジャクソン・ポロックとは誰なのか?というところから…
第二次世界大戦後、NYを中心に活躍したアーティスト。カンヴァスを床に置いて絵の具を垂らす「アクション・ペインティング」という画期的な手法を生み出した。彼の描いた「Number 17A」は2015年に約2億ドルで取り引きされた。(金額は世界4位 2017年4月現在) 本書帯より
本書カバーはその17Aをモチーフにしたもの。
「アノニム」と名乗る謎の窃盗団は盗難にあった名画を盗み出し、修復し、帰るべき場所へ絵画を戻すという行動を起こしています。メンバーは全員別な職業を持っており、それぞれがその道のプロ。
香港のオークションでポロックの幻の傑作「ナンバー・ゼロ」が出品される時間が迫るころ、学生デモが盛んになり、アーティストを夢見る高校生・英才に謎のメッセージが届きます。
アクション・ペインティング、キュビズム、オールオーヴァー、など聞きなれない単語も多く登場しますが、美術に疎くても心配無しっ!しっかりしたエンターテイメントなので楽しめる事間違い無しっ!(これを読んでポロックの名前を知りました。)
サザビーズのオークションの様子など、なかなか見る事も出来ないようなところを覗いたような気持ちになれました。「アノニム」のメンバーのやる事が全てかっこよすぎるのが難点かもしれません。
←「愛知県豊川市の古本屋さんとブックカフェ」前の記事へ 次の記事へ「「ルーアンの丘(増補新版)」本を買い取りました。」→