「ヤマケイ文庫 野草の名前 秋冬」本を買い取りました。
2017年11月07日 category : <高価>古本買取情報
ヤマケイ文庫 野草の名前 秋冬
高橋 勝雄
買取価格 324円
散歩をしているといろんな草花を見かけます。
名前がわからないのが多くて、スマホで写真を撮って後から調べたりしてます。
ポケット版の草花事典もありますが、持って歩いていない時の方が多くて、なかなか開く機会も無かったりします。
本書は読んでも調べても楽しい事典です。
名前の由来もとてもわかりやすく、何がいいってイラストが可愛くてわかりやすいのです。
例えば「ナンバンギセル」のイラストは南蛮人がそれとわかるような服装でキセルを持っているイラスト。
「オモナミ」は板の上で草を揉んでいる様子、米麹やアズキ、カワラニンジンなどと混ぜて強壮薬「神麹」を作っている昔の人が描かれています。
表紙にあるのがうなぎが掴まれている様子。ぬるぬるして掴みにくいうなぎもこの茎で掴めばトゲ状のものが逆向きに付いているので、まるでうなぎ職人のように掴めるという「アキノウナギツカミ」。
直球勝負のネーミーングが多い和名、カタカナだけで見るとピンとこないかも知れませんが、漢字とイラストで覚えやすく読んでいて楽しい事典です。
サブタイトルに(和名の由来と見分け方)とあるように、よく似た種類のものも並べて描いてあるので区別もしやすくなっています。
今までいろんな図鑑を買ったりしましたが、これは決定版ですね。
年齢問わずの植物図鑑。
文庫になる前は結構いいお値段のシリーズだったので(1冊2,800円とか)、これなら全部揃えられます。
既刊は「夏」版。次に出るのは「春」版。これもまた待ち遠しいです。
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