「美しい海の浮遊生物図鑑」本を買い取りました。
美しい海の浮遊生物図鑑
若林 香織 田中 祐志 阿部 秀樹
買取価格 792円
日本列島の近くには世界一の深さと言われるマリアナ海溝があります。
ちょうど年末に深海に生きる生物を撮影した番組を放送していました。
エベレストをひっくり返しても届かない深海8,000メートルの暗闇、15センチほどの魚にかかる水圧は象1,600頭分。
う〜ん、まるで実感がわかない…まあ、すごい水圧って事ですよね。
そもそも生物が住んでいる事自体がすごいっ!深海はまだまだ未知の事だらけ!
見ているだけでため息の出るような美しい生物が載っているのが本書。
全部背景が黒なので、美しさが際立っています。
深海に生きるから光っているのか、光るから深海にいるのか…
ダントツに美しいのは「イカ」類。以前ダイオウイカでも話題になりましたが、イカのあの皮膚感というか、ガンメタみたいな光沢…意外な事にあの釣り餌にもなる「ゴカイ」も美しく光っています。
よく見ると「イカ」類のところに外套膜12㎜とあります。外套?本書初めに解説がちゃんとありました。
イカの足ではない部分の頭から裾までの長さを表しているのですが、㎜ってものすごく小さいです。
同じくタコも外套膜の長さ、クラゲなんかは傘の高さで表示。
お寿司屋さんで見かけるお馴染みのモノ、ちょっと食べられそうにも無いモノ…でもどれをとっても蛍光色で美しい。
季節や海流によって見られる物は変わってくるようですが、浮遊生物というのは岸に近いところでも見られるようです。観察や撮影のポイントも載っているので、チャレンジして見るのもいいかもしれませんね。
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