明日という字は明るい日と書くのですよ
先月の押し迫った時期に何故かNHKのラジオ番組で「絶望名言」という番組をやっていました。
独りぼっちで年末を過ごすあなたのために「絶望名言総選挙」…大きなお世話、昨今は自らぼっち方面に行く方も多く、それほど絶望されているとも思えないのです。
HPには著名な作家の名言が音声付きで上がっています。
弱虫は、幸福をさえおそれるものです。綿で怪我をするんです。幸福に傷つけられる事もあるんです。太宰治「人間失格」より
さすがネガティブ横綱!一体どうしたら幸せになれるのでしょうか?福さえ拒まれては…他にもカフカ(←絶望キング!)、ドストエフスキー、ミラン・クンデラ、中島敦などなど…
聴いていないので何とも言えないのですが、深夜便の時間だったらまず放送局を変えてしまいそうです(T . T)
*元々は「深夜便」のワクで不定期にやっていたらしいです。
最近、絶望と思った事、ついさっき、ノートPCの充電ができなくなり電源も落ち、30分ほどゼツボー。
ゼツボーしながらも問題の切り分けはしているわけで、まだ、希望の見えそうなゼツボーですね。(無事改善したのでこのように作業ができているわけで)漢字2文字は何だか取り付く島もないイメージですね。
どうも世間では「絶望」が流行ってもいるようなのでラジオ出演していた頭木弘樹氏編の文庫「絶望図書館」を正月休みに読んでみました。
第一閲覧室は「人がこわい」第二閲覧室は「運命が受け入れられない」第三閲覧室は「家族に耐えられない」第四閲覧室は「よるべなくてせつない」
筒井康隆、川端康成、シャーリイ・ジャクスンなどなどの短編とブラック・ジャックの「ハッスルピノコ」まで…
普通に読んでしまいましたが、ホントに辛い時は効能があるかもしれませんよ( ^ω^ )
絶望図書館: 立ち直れそうもないとき、心に寄り添ってくれる12の物語 (ちくま文庫)
頭木 弘樹