「おばあちゃんのごめんねリスト」本を買い取りました。
おばあちゃんのごめんねリスト
フレドリック バックマン Fredrick Backman 坂本 あおい
買取価格 684円
あと少しで8歳になるエルサにはもうすぐ78歳になるスーパーヒーローのおばあちゃんがいました。
病院でタバコを吸い、枕の下にビール瓶を隠しておくおばあちゃんはいつでもエルサの味方。
エルサのママである娘とは喧嘩ばかりですが、エルサとは大の仲良し。大好きなおばあちゃんはエルサを残して死んでしまいますが、エルサには大切な任務が残されました。
おばあちゃんの隠した手紙を探して、相手に渡さなければいけなくなったのです。
一見すると高学年向けの児童書のようなですが、しっかり大人向けの本書。
破天荒なおばあちゃんとちょっと変わった女の子エルサのやり取りや、同じ建物に住む人々の入り組んだ人間関係。
とても7歳の時にこんなに賢くはなかった…と思わせるほど頭の回転の良いエルサ。その為もあってか学校では追いかけ回されたり、叩かれたり…大人には言えない事情も抱えています。
ホロリときたり、苦笑したり、手を叩きたくなったりと、結構感情を揺さぶられます。途中までアメリカの作品かと思ってましたが、お金の単位でスウェーデンだ!と気がつきました。(「ドラゴンタトゥーの女」以来のクローナ!)読後はジンワリ、スッキリする事間違いなし!の本書。
著者は映画にもなった「幸せなひとりぼっち」がデビュー作のフレドリック・バックマン。スウェーデンの国民の5人に1人が観たという超ヒット映画。こちらの方はハリウッドでリメイクが決定!偏屈な爺さん役はトム・ハンクスとの事です。これも未読で映画もまだですが、映画予告だけで涙フラグが立ちました。