教科書が教えてくれること。
毎朝ラジオから流れる「今日は何があった日」のコーナー。毎日が記念日ですが、本日は「伊達巻の日」。
伊達巻を見かけるのってお正月だけのような…伊達巻の名前の由来の伊達政宗の忌日からという事らしいですが…後付け感半端ない…特にスーパーでも伊達巻祭りがあるわけでも無いようでした。
さて春から新入生になった人たちもそろそろ学校に慣れてきた頃でしょうか(^-^)体に比べて大きなランドセルや新品のバックパックを背負っている姿を見かけると、なんだか優しい気持ちになれるような気がします。最新の日本の教科書を目にする機会はないのですが、話によると鎖国が無い事になっているとか、歴史の教科書なんかはどんどん変わっているらしいのです。新しい史実が出れば当然変わっていくものなのでしょうが、そのうち全ての部分に「諸説あり」みたいな断り書きがつくのでは無いかと心配です、テストの答えも最後に「諸説あり」とか…
ラジオで紹介されていたスウエーデンの中学教科書「あなた自身の社会」。法律と権利、あなたと他の人々、あなた自身の経済、社会保障などの項目からなっています。福祉国家であるスウエーデンならではの内容でもあるのですが、麻薬や同性愛、結婚や離婚、老人や障害者、など日本の教科書にはあまり登場しない文字が多いです。
子どもと家族という章には一編の詩が載っています。(以下本文より)
批判ばかりされた 子どもは
非難することを おぼえる
殴られて大きくなった 子どもは
力にたよることを おぼえる
(中略)
可愛がられ 抱きしめられた 子どもは
世界中の愛情を 感じることを おぼえる
(子ども ドロシー・ロー・ホルト)
大人も読むべき教科書かと感じました。
あなた自身の社会―スウェーデンの中学教科書
アーネ リンドクウィスト ヤン ウェステル Arne Lindquist