文芸文庫本など72冊を買取。
三連休の続いた9月、何で休みなのかもよくわからないままカレンダーで確認したら「秋分の日」の振替休日だったのですね。暦の上でも朝晩もすっかり秋ですが未だにクローゼットには半袖が鎮座しており、また入替するのに…寒くなる毎に引っ張り出すというのをいい加減やめなくては(>人<;)と思いつつ、冬服はかさばるので余計にめんどくさいと思うのは私だけでしょうか…
あちらこちらで菊人形やら、新蕎麦祭りやら、秋も各地でイベントが満載。気候もちょうどいい今時期はお出かけにはピッタリ!夏は青春18切符というのがありますが秋もお得な切符は販売予定!利用できるのが3日間という期間限定なのでなかなか使いにくいところもあるのですが、3人で利用も可能なので色々考えてみてはいかがでしょうか(^ ^)
先日買取をした中に夏目漱石の「虞美人草」がありました。何気にめくってみたらこれがまた、結構なドロドロな内容…高校時代になぜあんなに読み返したのかが理解できないのですが、主人公の藤尾の悪女っぷりにやられてたとしか思えないです。男性2人が主人公の相続されるであろう財産を餌に翻弄されるというような話なのですが、新聞連載をされていたの作品なので毎回ワクワクしながら新聞を心待ちにした読者も多かったのかもしれませんね。
さてタイトルの「虞美人草」どんな花かと思いきや、「ひなげし」の別名。薄いセロハンのような花びらが特徴の花です、虞美人草の由来は中国の項羽の故事から…この由来を読むと「虞美人草」というのが納得できるのでした。
秋の夜長にじっくり読んでいただきたい一冊です。
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