華道・歴史小説・日本酒の本など27冊を買取。
さぁ寝ようなかぁという時間にNHKでたまにやってる(定期なんだろうけどこちらの見るタイミングが不定期)「ベランダー男子」原作いとうせいこう、ドラマの主演は田口トモロヲさん、というより植物が主役。ほとんどセリフというより、ナレーション。「プロジェクトX」のナレーションでもお馴染みですが、ドラマではそんな深刻な声ではないの(むしろ結構毒舌だったり、焦ったりの声)でユルユルと観られます。花束の中に知らない木のようなものを見つけて水さしにして根っこも葉っぱも出てくるのですが、主人公は頑として名前を調べない、あげくヒョロヒョロしているから「ノッポ」と命名。行きつけの花屋さんで名前を言われそうになるも断固として聞かない(笑)、結局花束を送ってくれた人にあっさりと名前を言われてしまうのですが、その時の悔しいそうな顔というのがまたなんとも言えず、寝る前に植物の話和みます。
植物続きで買取の中から一冊、「今様花伝書」川瀬敏郎著。どこの流派にも属さない「なげいれ」と「たてはな」の創作活動をされている方です。ちょっと大判の本、生けられている花の圧力がすごいっ!月ごとの花と花器の選び方やハサミの使い方のコラムなども挟んでありますが、11月の牡丹の写真などはちょっとした衝撃を受けました。通常の生け花であれば花の生き生きとした部分をクローズアップするのでしょうが、枯れた牡丹なのです。ドライフラワーでは無く枯れた牡丹…しかも3年経ったもの…哲学すら感じる生け花の奥深い世界に引き込まれる事間違いなしです。
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