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国語・教育専門書など30冊を買取。

気がつけば11月…今年も残すところ…なんていう言葉があちらこちらから聞こえてきそうです。「平成最後の…」というのと合わせて時間経過を煽る文言にせわしなくなりそうな秋です。芸術の秋よろしく今年は映画よりも落語を聴きに行く機会が増えて、常連さんの他にも新しい顔ぶれのお客様も増えているような気がします。漫画→アニメ→NHKドラマ化とトントン拍子に出世している「昭和元禄落語心中」のおかげかもしれませんね。

先日立川こはるさんの落語を耳にする機会があり、ヨーロッパでの落語会の際にアニメで助六の子供時代の声優をやっていたというのがわかり大モテだったそうです(^∇^)ヨーロッパでも大人気の日本のアニメ、影響力の大きさに驚かされます。

 

さて、先日の買取から一冊。「そして、ぼくの旅はつづく」サイモン・フレンチ著、野の水生訳。福音館書店の世界傑作童話シリーズとありますが、子供向けにしておくには勿体無い本書。ドイツに住む主人公のアリが家族との別れや母親の旅を通じて様々な事を経験して行くのですが、お祖父さん仕込みのバイオリンの腕が大人顔負け。もちろん練習も怠らないアリなのですが、何故か友達にはバイオリンをやっているという事は話したく無いという。ドイツから英語圏に移住したアリと同じくらい音楽を愛する母さん。途中に何度もドイツ語が登場するのはオーケストラで活躍した祖父のオーパに向けてと、とっさの時の表現。アリの6歳から10歳までの成長を描く素敵な一冊。

 

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