文芸書、対談集など72冊を買取。
本日4月17日は徳川家康の命日「家康忌」、そして家康の好物であった事から良いナスの語呂合わせで「なすび記念日」でもあるそうです(初耳!)
新元号を目前の為か昨年末から江戸の町造りやら何やらと家康関係のTV番組や小説などが私アンテナに引っかかる今日この頃です。(家康の葬儀を行った芝の増上寺では安国院殿忌を行っていたようです)
何も無かった荒地のような土地で新しい都市を作ったというのはやはりすごい事、意外なほどインフラが整っている江戸には毎回驚かされます。しかも、エコな暮らし!本当の循環型が出来ていたのは江戸時代なのかもしれませんよ〜、「食品ロス」なんという事も無かったのでは無いかと…。
温故知新(古きをたずねてあたらしきをしる)の文字通り、どこか生活を見直さなければいけないのかもしれませんね。
さて先日の買取の中から一冊、「なみだふるはな」石牟礼道子・藤原新也対談集。昨年亡くなられた石牟礼道子さんと写真家である藤原新也さんの水俣・福島、目撃者二人の対談、ページをめくる手は泊まる事無く完読しました。
「苦海浄土」を未だに読んでいないのは自分の中でどこか他人事の気持ちがあったのかも知れません、「日本浄土」(藤原新也著)と併せて早速読んでみようと思っています。
初めて電気が点いた瞬間の事、田舎でなくなるという事、水俣を語る石牟礼さんは優しく、引き出す藤原さんとのやりとりは今我々が本当に必要なものは何かを考えるきっかけなりました。
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