本を探す秋、読み直す秋
何十年も前に読んだ本を急に思い出して読みたくなり、あちこちの古本屋さんで探す事しばし…。
名作だったのになかなか見つからず、結局◯mazonで購入。なんか悔しい…足で探す(刑事かっ?)のが楽しみだったのに便利さの裏側に余計な事を(まるで関係のない本を購入してしまう、途中で体力が無くなり美味しいものを食べてしまうetc)する心配もなくなりましたが、案外アレが楽しみだった訳で、無駄な課程というものもたまには必要なのではと思った次第です。
まぁ画面を開くと、皆さんご存知の「…この本を購入した人はこんな本も買っています」というモノが表示される訳で、寄り道の誘惑は何処にでもあるのかもしれませんね。
探していた本は「北海道の旅」更科源蔵著。元々は現代教養文庫、私が読んだのは新潮文庫になってから。もうかなり前に廃線になった路線や駅、市町村合併前の地名が出ているので読んでいても色々と思い出して楽しい一冊でした。北海道の地名はアイヌ語を基にしたものが多く、改めて読んで見るとその由来になるほどと思う事しばし…それもこれも未だに「ゴールデンカムイ」夢中だから…
古い文庫を読みながら思ったのが、最近の文庫本の奥付前後の広告、昔はそれだけ読んでも面白いくらいタイトルと著者名が載っていました。今のは最新刊があらすじと共に何冊かが載っているだけ、そして昔の本は活字が小さいっ!(自分の目の限界を感じる今日この頃)本の拵えも時代とともにどんどん変わっていくのですね。
電子書籍も紙メディアもうまい感じに共存して、読書する層が少しでも厚くなるのを祈るばかりです。
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