児童書など106冊を買取
春はあけぼの…と書いたのは清少納言。今でいうところのエッセイストの先駆け、日本の四季のうつろいを見事に表現した一文ですね(^ ^)
太陽が顔を出して一瞬、ギュッと寒くなるのですが後は太陽の上っていく度に気温も上昇します。確かに明け方は気持ちの良いもの…今日も一日頑張ろう!という気持ちになります。その直後からくしゃみが出たりするので先づは花粉症の薬でもあるのですが…相変わらずマスクはなかなか手に入らず、苦しんでいる人は私だけではないはず(T . T)
マスクの生産と流通が普通に戻るのを心待ちにしております。
気温差や気圧の変化で体調にも影響が出やすい時期、免疫力を上げて、自律神経を整えて気持ちの良い春にしたものです。
先日買取した児童書の中に入っていた「グリムの昔話 ⑵林の道編」訳:矢崎源九郎・植田敏郎・乾侑美子/童話館出版。対象年齢は(およそ小学高学年・ジュニアから大人まで)、なかなか真剣に読んだ事のない本かもしれないと思い、しばらく読んでみました。
…怖い…残酷…こんな内容だったのかっ!と今更ビビるΣ(・□・;)
本書はきちんとした訳で挿絵もちゃんとしたもの…グリム兄弟の末の弟ルートヴィヒ・グリムによるものも「灰かぶり」(シンデレラ)に入っていました。
シンデレラもよく読むと、もうっ!継母と連れ子の根性の悪い事この上なし!
鉢いっぱいのレンズ豆を灰の中にまいて、その豆を2時間のうちに選り分けろ!という無理難題!ですが優しいシンデレラの為に鳩やキジバト、小鳥が手伝ってくれるのです。(台所でレンズ豆を確認しましたが、小さくて薄い)
舞踏会に出かけたシンデレラが履いていたのはガラスの靴だと思っていましたが、本書では金の靴。舞踏会の会場で脱げてしまった小さな金の靴を持って王子様がシンデレラを探しに来るのですが、当然意地悪な姉たちの足には合わず、母親が言ったセリフが怖い…「王妃になれば歩く事もないんだから…×××」読んでいて鳥肌が…
そういえば日本の昔話もよく考えると残酷だったり、不条理な部分がありますね。きっと深い理由があるはずなのでしょうが、読後の感想は「怖かった〜っ!」