経済、経営学関連書、科学読み物などを34冊買取
朝晩の冷え込みも和らいで春を実感しつつ花粉症の薬も手放せない日々です。
病院に行かずとも市販薬で十分効果を実感しているので軽症、対応する薬があるだけまだましなのかもしれないと納得するようにしております。
最近の薬は眠くなりにくいので仕事の邪魔にもならず、読書もはかどります( ̄∇ ̄)
先月読んだ本が多かったのは夜の予定がほとんど無くなってしまったから…歓送迎会に落語の独演会。だからと言って映画館に行くのもリスクが高そうで、結局家で本を読んだり映画を見たり…大人でも閉塞感を感じるのだから、学校に行けない子ども達やその家族には計り知れないストレス、事態の終息は難しいだろうけれど、せめて学校の再開が待たれます。
さて先日の買取の中から一冊。「脳の中の幽霊」V.S.ラマチャンドラン・サンドラ・ブレイクスリー著/山下篤子訳・角川書店。不慮の事故などで体の一部が無くなってしまっているのに、そこに痛みや痒みを感じるという現象を「幻肢Phantom limb」と呼ぶのだそうです。未知の部分の方が多い我々の脳の中、そして起きている現象を細かな症例と共に解説している本書。久しぶりの2ボリュームたっぷりの2段組本、個人的に大好きなシャーロック・ホームズからの引用も多く読みやすい(^ ^)
例えば…これは私がかねて信条にしていることですが、ありえないことを除外していけば、残ったものは、たとえどんなに奇想天外であっても事実であるはずです。(シャーロック・ホームズ)
ここでの症例は想像妊娠、臨月に近いお腹の状態の患者とその医師の対応とその1週間後には驚きました。
途中に「盲点」の実験ができる画像などもあり、面白い!
最近は文庫化もされていてシリーズ3作まで出ているようです。
またシャーロック・ホームズの方にも気持ちが動き、聴く動画(朗読ね)というのを見つけ布団に入ってから聞いているのですが、これまた面白くて結局最後まで聴いてしまうのでした。
こうやって使っているパソコンの中身も実はよくわからないですが、脳の中はもっとわからないのだなと実感する本書でした。