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海外文学など50冊を買取

梅雨前の晴れ間がありがたく、洗濯に多肉植物の寄せ植えにと休日はタスクが多く渋滞中の最近です。

お日様も植物の成長も待ったなしなので、どうしても優先事項となってしまいます。根が付いた鉢から順番に他所に貰われていったりと忙しい(多肉植物は新しい株が出来るものが多いのでどうしても増えて行くか鉢を大きくするかになります)

グリーンカーテン用の朝顔も大きくなって来たのでそろそろネットを張る準備もしなくては…

 

成長著しい植物と違って人間の方はというと、最近はジワリと樺太関連の本にハマり中。国境に憧れながら古い文献を探しております。蒸し暑い夜に「ツンドラ」「トナカイ」とかいう言葉に涼を感じるエコな生活です。

 

活字であれば何でも読んでしまう習いの私ですが、コレはっ?と思ったのが先日の買取の「遠読 〈世界文学システム〉への挑戦」フランコ・モレッティ著・秋草俊一郎・今井亮一・落合一樹・高橋和之共訳/みすず書房。

始まりは近代ヨーロッパ文学…すごいっ!見事に登場する作家も本も一冊も読んだ事が無いっ!あまり好きでは無い作家を薦められて読む事はありますが(誰とは言えないけれど)ここまで知らない文字を追うような作業は中々無いので、しばし継続。

グラフや樹、図式で世界文学を分析しているという事は何となく理解しつつ後半、タイトルの長さをグラフにしたものが登場。18世紀半ばの全小説の40%から60%が長いタイトルだったらしい…今のような形になるまでのグラフなどを見ながら、ふと積ん読の山に目をやれば…「兵士はどうやってグラモフォンを修理するか」サーシャ・スタニシチ著・浅井晶子訳/白水社。

 

1992年のボスニア紛争の前後が舞台の小説なのですが、これがまた目次を見てΣ(・□・;)

『百メートル走るためにはどれだけの心肺停止状態が必要か、蜘蛛の命の重さはどれくらいか、なぜぼくの悲しい祖父は残酷な川に手紙を書くのか、そして未完成なものの筆頭同志は魔法使いとしてなにができるのか』←こんな感じの小タイトルが5Pに並んでいます。

本文は27P、パラパラと読み始めてしまい、コレが全部繋がって行く様子は中々の吸引力。半分くらいまで読んでから何をしていたかを思い出すという…まぁ、日本だけでは無く世界中にもっと面白い本が沢山あるのだという(逆もある)事を実感した2冊の本でした。

 

 

 

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