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ユーカリの香りと最も恐ろしいノンフィクション

文月序順が終わろうとしています。そろそろ梅雨明けが待ち遠しくなってきました。

先日ご近所の方から剪定し不要になったユーカリの枝を戴きました。生けても良し、ドライでも良しとの事だったので半分半分に…

独特の香りで空気も綺麗になるような心持ち、翌日、大きめの花瓶に生けた方の元気が無いので花瓶を見てみたら、たっぷり入れたはずの水がすっかり無くなっていましたΣ(・□・;)乾燥地帯に生えている木だと思ったので、吸い上げた水量に驚きました。

 

よくよく調べてみたら乾燥を好む物と、湿った環境を好む物の2種類あるようです。

薬用として効能もありますが、毒があるので食べるのは不可、アレしか食べないコアラは…なんかすごい。

 

 

先日新刊屋さんで見かけた気になる一冊。

「ホットゾーン エボラ・ウィルス制圧に命をかけた人々」リチャード・プレストン著・高見浩訳/早川書房。

なんか既視感があるけど奥付(2020年5月25日発行)のみ見て購入、帰宅しパラパラ…映画「アウトブレイク」(1995年 観ていません)の原作の文庫化された物でした。発売当時結構な話題になっていたとは思うのですが、幸い(?)未読だったので読み始めると…怖い、病気の症状もですが、致死率90%という、もう逃げようが無い。

でもこれノンフィクションなんだよなぁ…そして、いつどこでこのウィルスが暴れないとも限らないのだなぁと恐怖は増加するばかり…とにかく症状が過酷過ぎる…細胞という細胞が全て乗っ取られ、壊されます。

コロナ禍の今、緊急復刊。

 

何か予兆があったか、タイムリーな事に昨年ナショナルジオグラフィックでTVドラマ化もされているようです。

本書に登場するアフリカのキタム洞窟、象が塩を食べに来る事で有名だったのが、全く違う事で有名になってしまったようですが、読んでいくとユーカリの話が登場。

よくよく調べるとアフリカでもユーカリは自生していて、自身の揮発性のある成分で火事を起こしたり、またその熱で発芽させたりと、なかなかの生命力を感じました。

 

蚊除けにもなるというユーカリの香り、しばらくは楽しめそうです。

 

 

 

 

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