経済、哲学関連書、小説など35冊を買取
今月も残り10日、こないだ水無月(6月の和菓子)をいただいたと思ったら、あっという間に雨の七夕、そして今日…早い…オリンピックが開催されていたらまた違った感覚ではあったかも…
今週末は連休なんだからワクワクしそうなもんだけど、今回はそうでも無く…映画を観に行きたくとも、新作はあまりかかっておらず、古い作品がちょっとお値打ち価格で観られるようですね。(ジブリ作品が多いので大きな画面で見るトトロとかナウシカは家族向けに良いかも)
芥川賞作家でもある又吉直樹氏原作の映画「劇場」は映画館とAmazonPrimeVideoでの同時配信、予告編しか見てないけれど原作もまだ読んでいなかったので、まずは読んでから( ´∀`)
さて先日の買取から気になる一冊。
「わたしの十牛図」三田誠広著/佼成出版社。
【十牛図】といえば禅宗の教科書のようなもの、悟りに至るまでの過程を10枚の絵で表現しています。
「尋牛」本当の自分を求める旅立ち
「見跡」本当の自分はどこにいるのか
「見牛」あるべき自分を見つけ出す
「得牛」本当の自分に触れる
「牧牛」本当の自分と一体となる
「騎牛帰家」日常生活への復帰
「忘牛存人」あるがままに生きる
「人牛倶忘」そして消える
「返本還源」ここに自分はいない
「入廛垂手」これが本当の自分だ
という目次で成り立っている本書、やたら牛が登場しますが、ではこの牛とは何なのか?というところがキモなんですね。
牛は「本当の自分」という事だそうです。何だかとても難しい本のようにも思えますが、仏教の歴史や経典をわかりやすく解説しているので、何回も読み直したり、途中から読んでも良い本。1日の終わりに読んでいると心が軽くなるかもしれませんよ。
そういえば三田誠広さんの本って第77回芥川賞受賞作品「僕って何」を読んで以来でした。(同時受賞は「エーゲ海に捧ぐ」池田満寿夫氏)芥川賞の一覧を眺めていたら気が遠くなるほど時間が経ってしまいました。
読んでいない本って結構あるもの、最近のでも抜けているのがありました。4連休は読書三昧!