天は二物どころか、何物を与えるのか…
日の落ちる時間が早まり、いつもと同じ時刻であるにもかかわらず、いかにも仕事をやり終わった気分( ´∀`)そして訪れる空腹感…猛暑の間はどうしても食欲がわかなかったのですが…今ならいくらでもウェルカムです!
身体の栄養もさる事ながら、知識の補充も大事。
自粛期間中は鬼のように読書をしましたが、今からの気候は集中して読書をするにはもってこい!そして読み終わった大切な本は是非エコブックスまで!
本を集めだすとキリが無いので、マイ本棚ルールというのがあります。市販のカラーボックス(三段)までしか本は置かない。これだと定期的に本の入れ替えをするので本当に必要なものだけが残ります。処分後に必要になったとしても図書館もあるし…
再入手の方法は複数あるので、要は読んだものをキチンと覚えておけばいいだけ…まぁ、読んだ事すら忘れる事もありますがw
先日ラジオ(高橋源一郎の飛ぶ教室)で話題になっていた本「げいさい」会田誠著/文藝春秋。
「げいさい」とは芸術大学の学祭のこと、今年は新型コロナの影響で学祭も行われなかったり、バーチャルで実行されたところもあったようです。
高橋源一郎さん絶賛、アナウンサーの小野文恵さんも徹夜で読んだとかいう話だったので期待しつつ本をめくると…
美術大学の学園祭、一夜の出来事と過去が交錯し、一気読みしてしまいました。
青春小説というのでしょうか、もう疾走感がたまらないっ!
芸大を目指した事は無いけれど、通常の受験とはだいぶ変わっていて専門の予備校も複数あり、いかに現役合格が難しいかを表してますね。
1986年の多摩美術大学の学祭を舞台に二浪中の主人公と友人や彼女、それぞれの思いと過去、あっと驚く後半部分…寝不足になりました。
著者は現代美術家として活躍中、他にも小説「青春と変態」、エッセイ集「カリコリせんとや生まれけむ」という著作もあり、これもまた読んでみようかと思っている秋の始まりの日々でした。