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まだまだ知らない作家と出会う秋

元気なオレンジ色のカボチャに混じって、来年の手帳が並ぶ季節となりました。

10年以上同じ手帳を使っているので何も悩む事はないのですが、目新しいモノはついつい手にとって眺めてしまいます。手帳用の小さい文房具とかは特にです。(買ったけれどあまり使う事のないプラスチックのテンプレートとか)

もう一年の4分の3に来てはいるけれど、今年は一体なんだったんだろう?と思っている人は多いのはないでしょうか。

あと2ヶ月、正しく恐れながら安全に暮らしていきましょう。

 

金木犀の香りに誘われて天気の良い日に散歩、途中新刊屋さんに寄りいつもは時間をかけない新書のコーナーをパトロール。文庫本より心持ちお高く、ハードカバーより程よくお安い新書の中に「赤死病」ジャック・ロンドン著・辻井栄滋訳/白水社。

名前は聞いたことがあったけれど読んだ事はないかもしらんと思い購入。

タイトルの「赤死病」は2073年のサンフランシスコが舞台、2013年に流行った伝染病、当時27歳、大学教授をしていた老人が孫たちに人類滅亡と文明崩壊の話を聞かせるというデストピアSF。

中国の人口増加を細菌兵器で…といった怖い内容の「比類なき侵略」

読んでから気がついたのですが、本書は明治時代に書かれたものΣ(・□・;)てっきり最近書かれたものかと…

 

この本だけではなく今年は「病」とつくタイトルや病名がの本が平積みされているのを多く目にしましたね…

 

話戻って、アジア圏の内容が詳細に描かれているのは、アザラシ漁船に乗って小笠原や横浜にも立ち寄っており、日露戦争のおりには記者として来日。若くして亡くなっていますが、決して少なくはない作品の数、そして波乱万丈な人生。

今年は自伝的小説「マーティン・イーデン」がイタリアに舞台を移し「マーティン・エデン」として順次公開予定だそうです。

予告を観ましたが、主人公がちょいカッコイイ!そして面白そうです!

これは近くの劇場で公開されるのを楽しみにせねば( ̄▽ ̄)

 

早速「マーティン・イーデン」と「野生の呼び声」を読んでみなければと思った次第です。

 

 

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