年末年始本の用意は多く、お早めにっ!
師走を控え、中掃除も順調にこなし、ボチボチ年末年始本を用意しようかなぁと思い新刊屋さんをパトロール。
「雨に呼ぶ声」余華著/飯塚容訳、アストラハウス。最近アジア物でハズレは無かったと思いちょっと立ち読み。
良い予感を感じて早速レジへ( ´∀`)
読みたい本を持っている時ほど嬉しい事はなく、散歩の途中ではあったのですが、どこか腰掛けて読みたいという衝動にかられました。まぁこんな時期なのでどこかカフェに入ってというのも不安があったのでとりあえず散歩続行!帰り道を計算し1万歩歩いたかと思われる地点で自宅方向へ戻り、ワクワクしながらようやく帰宅。(今年は休日でも1万歩は歩くという目標があったのでなんとかこなしております)
いろいろ用事をこなし、夜の読書タイムへ!読み出したら止まらない!主人公は三人兄弟の真ん中。6歳で子どものいない夫婦に養子に出されるのですが、養父の急死によって12歳で実家に戻されます。その直後に自宅が火事になり、その時に一緒にいた祖父と共に家族に疎まれる生活が始まります。
時系列は前後していくのですが、複雑に絡み合ったモチーフはどんどん模様になってゆき、読む者を離す事なく最後まで引き込みます。帯にもあったように善人が1人も出てこない…しかし…不覚にも涙が…
寝る時間をオーバーしても読み切ってしまい、気がつけばAmazonで検索して…あとはもうお分かりのとおり何冊か購入w
結構前から話題になっていた作家さんでしたが、見逃していたのですね。
映画「活きる」チャン・イーモウ監督も観ていなかったので、こちらも原作を読んでから観てみようかと…
ポチった本「死者たちの七日間」が到着したので、またワクワクしながら夜を待ち開いてみると…またもや就寝時間オーバーの一気読み。また泣かされた(T . T)
線路で拾われた私と義父のあまりに優しい関係にやられました。
なぜ今まで読まなかったかと軽く自分のアンテナの鈍さを呪った瞬間、年末年始に長編「兄弟 上・下」を読もうと思っていますが…手元に来たらフライングしそうな予感は充分にあります。