小説、エッセイなど38冊を買取
今年も残りわずかとなりました、年末年始休暇に入った方も多いかと思います。大掃除や買い出しと予定もしっかりあるのでは?外に出ても何か空気が忙しない、日中はできる事をこなして、せめて夜はのんびりとTVや読書で( ^ω^ )
振り返れば何とも言えない一年だったわけですが、やるべき事を怠らず新しい年を迎えましょう。
さて先日の買取の中にあったのがこの本、「ライフシフト 10の成功例に学ぶ第2の人生」秋場大輔著/文藝春秋。
平均寿命も毎年延びて、定年後の人生をどう送るかが課題の昨今、第2の人生とも言える時期をどのように過ごすかが大きな課題となっています。本書では成功例として大きく舵を切った人たちに取材し、新しい転機を手繰り寄せるヒントを提示しています。会社社長や会社員から「町おこし会社」「民宿経営」「絵描き」や「大道芸人」(!)といったまるで畑違いのジャンルで成功した人たち…コロナ禍でやむをえず人生の舵を切らざるを得なかった人も多い今日、多くの人に参考にして欲しい本書でした。
本日は年内最後のブログとなります、年末年始本のオススメを2冊。
「レモン」クォン・ヨソン著・橋本智保訳/河出書房新社。
美貌の姉が遺体となって発見され、犯人も捕まらないまま時は過ぎていき、残された妹は死んだ姉の顔に似せようと整形を繰り返し…ある日容疑者だった人間を訪ねるという哀悼と報復のサスペンス。サラッと読めてしまうのですが、怖かった…
「ニッポンチ 国芳一門明治浮世絵草子」河治和香著/小学館。
明治の世になり浮世絵の評価も大きく変わった頃、異国から来たのは「ポンチ画」と呼ばれる風刺画。それに乗っかろうと考えついたのが「ニッポン」と「ポンチ」を合体させた「ニッポンチ」
歌川国芳の弟子達と2人の娘の物語、次女のお芳の口を借りて、一門の弟子達が勢揃い!河鍋暁斎、月岡芳年、落合芳幾、歌川芳藤、三遊亭圓朝…その時代のすごい人達の破天荒な人生を描いています。
この本面白すぎて、あえてゆっくり読んでいるのですが、年内には終わってしまう…で巻末を見たらシリーズで国芳一門浮世絵草子が5冊出ているのでした!( ´∀`)狂喜乱舞しながら、コレから新刊屋さんへ出かけようかと…
年の瀬に宝くじに当たったような心持ち…来年もどうかいい本に巡り会えますように…
本年もエコブックスをご贔屓にしていただきありがとうございました、どうかまた来年もよろしくお願いいたします。
皆様も良いお年を!