年末年始本で良いご縁をいただきました
松も取れお正月気分も抜けた頃でしょうか?まぁ、また週末からの三連休なので、どこかまだ本気を出せない感じもしますが…
そろそろ、年末にキレイに飾ったしめ飾りなども外して、神社などで行われる「どんど焼き」「左義長」と呼ばれるイベントでお焚き上げしてもらいましょう( ̄∇ ̄)書き初めした物も一緒にお焚き上げすると字が上手になると言われましたが、キチンとやらなかったので私は大変な「悪筆」でございます。
パソコンを使っていればあまり困る事は無いのですが、冠婚葬祭の表書きが悩みの種…書道をやっている人にお手本を書いてもらい、ラミネート加工をしました。コレを下敷きに…しかし元から筆運びが下手なので、いくら上手い人の文字をなぞったところで…残念!なのでした。
さて年末年始本で面白かった3点
「アーモンド」ソン・ウォンピョン著・矢島暁子訳/祥伝社。
2020年本屋大賞翻訳小説部門第1位!脳の中にある「扁桃体(アーモンド)」が小さいために、感情がわからない主人公。「普通」でいる為に、様々な努力を惜しまない母親と祖母。しかし、ある事件によって一人ぼっちになってしまう主人公。
もう、後半気がつくと泣いてました…あまり帯の文字とかは読まなかったのですが、みんな泣いてるので安心( ̄∇ ̄)
「がいなもん 松浦武四郎一代」川治和香著/小学館。
「北海道」の名付け親、アイヌとの親交も深かった松浦武四郎の半生を河鍋暁斎の娘が聴きとるという形式で話は進んでいきます。(どれもだけれど、この作家さんは軽い感じでサラッと読ませるのが上手い!)
「神足歩行術」なる技術を会得している為に、1日に60㎞近く歩いたり、古希(70歳)の記念に富士山に登ったりと…とにかく足腰の丈夫な人であったようです。3年越しのマイ「アイヌブーム」面白い一冊でした。
「2000年代海外SF傑作選」橋本輝幸編/早川書房。
文庫サイズ、短編集なので隙間時間に1本ずつ読みました。
「三体」の劉慈欣をはじめ、エレン・グレイジャズ、ダリル・グレゴリイなど今をときめく9人の作家の短編集。
他にも面白い本達で年越しができました、今年もますます良い本に出会える予感でいっぱいです( ^ω^ )